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02年海兵隊移転訓練情報E

矢臼別平和委員会・吉野宣和事務局長撮影


空中で炸裂、ほとばしる黒煙

米海兵隊、異様な砲弾7発

連絡会現地本部だより『演習場のどまん中から』bU(9/23)より
 
 19日午後、発射弾数をカウントしていた当番のひとりが、「あっ、クラスター弾だ」と声をあげました。
 その後もその弾の様子をしきりに解説するのですが、弾は一発だけ。目撃者ひとりということで軽視されていました。
 ところが22日16時23分、それらしき弾丸が続けて2発、さらに1発・・・と、6分間に7発撃ち上げられたのです。
 発射音はふつうでした。約40秒後、中空に黒点が現れ、急速にふくらむと同時にその中から閃光まじりの黒煙が地上めがけて発射されました。そのさく裂した音が私たちの耳にとどいたのは発射音から約75秒後。その場に居合わせた5人の形容は「タコが突進する」感じで一致。そのタコの「影」は7個。そのままの形で徐々に崩れていきました。
 「クラフト弾」(空中でさく裂、644個の子弾を地上にばらまく殺傷兵器。)はロケット弾です。155ミリ榴弾砲から発射されて、子弾を散らす弾丸があるかどうか私たちは知りません。その直後に防衛施設局広報官に問い合わせの電話をいれましたが、「確認したところ、榴弾砲ということです」との回答。「榴弾砲は知っている。その弾丸の種類だ」と再度、米軍に問い合わせましたが、同じ返事しかかえってきませんでした。
 米海兵隊が従来とは異なる砲弾の訓練をしたことだけはまぎれもない事実です。